インドネシア 労働市場最新動向 2017年度版

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今回は、労働力不足ソリューションプロバイダー国家として活躍するインドネシアの労働市場にスポットを当て、人口統計詳細、労働市場の現況、教育傾向とキャリア傾向、そこに渦巻く課題と政府の国内外における積極的な雇用促進政策などについて盛り沢山詳述し、インドネシアの労働人材サービス産業の未来展望について分析する。東西5000キロにわたり存在する34の州の中にひしめくおよそ2億5700万人(世界第4位!)の総人口、そしておよそ半数である1億2060万人という巨大かつ潜在的な多民族労働力を誇る同国は、少子高齢化により特定のセクターにおける深刻な人材不足に喘ぐ先進国にとってメシア様の様な存在であろう。しかし、綺麗な薔薇には棘がある様に、しっかりとその“裏”もある。人件費などコストカットに息巻いてその勢いで現地に持ち込む前に是非本稿をお読みいただき注意点もおさらいし、ローカル人材雇用における“取扱説明書”のご作成にお役立て頂きたい。

 


本稿の構成は、以下の通りである。

 

<目次>

エグゼクテイブ・サマリー
Core Story‟徹底比較!ホワイトカラー vs ブルーカラー:ローカル人材を取り巻く就労環境”
1. インドネシアの人口
1.1. 総人口、及び人口増加率
1.2. その他の指標: 年齢別/男女別/民族別/地域別
2. 労働力:オポテュニティと課題
2.1. 労働力現況:マジョリティが第一産業に従事
2.2. 労働力に関する傾向
2.2.1. グループとエリア毎に異なる成果
2.2.2. 労働意欲の喪失を湧き立てる緩慢な雇用拡大
2.2.3. “率”は低いものの、一貫する生産性
3. 教育事情
3.1. 国民の学歴と職業選択
3.2. 教育に関する傾向
3.2.1. 職業高等学校
3.2.2. 政府による改革
3.3. 展望
3.3.1. 2025年基本計画
3.3.2. 新たな就職機会
4. 課題
4.1. 職業に関する課題
4.1.1. 政府の施策
4.1.2. 低水準な高等教育
4.1.3. 専門技術への必要性
4.2. キャリアアップに関する課題
4.2.1. 限定的な職業構造
4.2.2. 契約社員に依存する企業の増加
4.2.3. 若年層の失業率.
5. 雇用促進対策
5.1. スキルアップ及び労働生産性の向上
5.2. 雇用率の向上
5.3. 女性の労働参加率の向上
6. 海外就職機会の促進
6.1. 海外出稼ぎ労働者
6.2. 採用プロセス
6.3. 海外出稼ぎ労働者が直面する問題
6.3.1. 情報不足
6.3.2. スキル
6.3.3. 人材派遣エージェンシーの不手際
6.3.4. 権利・身の安全の保障
6.4. 法律:行政の枠組み
6.4.1. 主な利害関係者
6.4.2. 海外出稼ぎ労働者の保護に関連する法律
6.5. 海外就職採用システムの向上における政府と企業の役割
7. Case Study:日本が求める外国人介護、インドネシアが求める日本のケアノウハウ
7.1. 日本と労働力提供国双方に恩恵をもたらす、外国人による介護
7.2. 外国人介護・看護候補生を待ち受ける試練
7.3. 検証:インドネシアの介護現場
8. 結論
9. 参照


 

<掲載データ>

図解1 ホワイトカラー VS ブルーカラー比較

  • 図解2 インドネシアの州
  • 図解3 インドネシアの人口プロファイル
  • 図解4 インドネシア人労働力の概要
  • 図解5 雇用形態別と雇用先別の労働力
  • 図解6 雇用形態別に見る労働力の比率及び就労セクター別に見る就労比率(2016年度)
  • 図解7 国内教育のシステムの概要
  • 図解8 2025年基本計画の主な戦略分野
  • 図解9 インドネシア人が直面する教育および職業に関する課題
  • 図解10  女性の就労事情
  • 図解11  海外就労採用プロセス
  • 図解12  インドネシア人海外出稼労働者の一般的な概要(男女)
  • 図解13  雇用主-従業員間で取り決められる、研修に要した費用の支払方法
  • 図解14  日本で医療従事者として認定されるまでの過程

 

  • 図1 ASEAN各国の総人口及び人口増加率の一覧(2016年)
  • 図2 インドネシアの人口推移(1970年~2015年)
  • 図3 都市別人口(2015年度)
  • 図4 民族別に見る国民人口比率(%)
  • 図5 宗教別にみる国民人口比率 (%)
  • 図6 インドネシアの州別人口及び都市化率 (2015)
  • 図7 性別と所得層別に見る就労率(2016)
  • 図8 州別の労働人口と失業率(2016)
  • 図9 雇用形態別にみる就労率推移(2011-2016)
  • 図10 人材の労働参加率の推移:就労セクター別(1996年-2016)
  • 図11 東南アジア諸国の生産性推移(2006年-2015)
  • 図12 東南アジア諸国における1人当たりの生産性の伸び率(2007-2016)
  • 図13 学歴別に見る就労状況(2016年度)
  • 図14 学歴別に見る就労セクター及び業界(2016年2月時点)
  • 図15 都市部の5-24歳が学校に通う割合%(2006-2015)
  • 図16 学歴が将来の職業に与える影響
  • 図17 労働者の資格と仕事の種類(2015年8月)
  • 図18 年齢グループに見る労働力と失業率(2016)
  • 図19 海外出稼ぎ労働者への救済策

 

  • 表1 女性、若者が抱える問題:都市、地方別
  • 表2 インドネシア人の学歴取得状況(2016年2月)
  • 表3 インドネシアの教育カリキュラム
  • 表4 インドネシアの海外出稼ぎ労働者の人口及び人気就労国ランキング
  • 表5 利害関係者が踏むべき、選考の初期段階から合格段階までの必要な全てのステップ
  • 表6 海外就職のための手続き費用の例
  • 表7 海外出稼ぎ労働者を保護する法律一覧
言語

英語, 日本語